Special Thanks |
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情熱の真空管 |
この完成後の勇姿を心の支えに、長い道程を耐え忍んで参りましょう。
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先ずは全体の配置が決まらないと各部品の配置も決まらないので、あーだこーだと検討を重ねた結果、何の衒いも無く横一直線に球を並べた或る意味王道のこの配置が、一番「らしく」見える様に思えたのでこの配置で決定です。藝が無くてすんません。 こうしてロゴを全て正面に向けるには、かなりマンドクセー小細工 |
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バラック仕立ての実験は、お手軽な+B電圧から始めましょうか。 170Vタップを整流してチョークを経由し、負荷のセメント抵抗が 想定した通り、チョーク後電圧が216Vなら1200Ωでアンプに必要な180mAが流れて良い塩梅なんですが、1286Ωで我慢です。 |
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上記で実測した所、整流後247V、CH後242Vと、想定より一割増しの電圧でした。一次側を110Vタップにすると、其々228V、224Vとなり、想定電圧まであと5V程降下させれば良さげです。 より正確に測るには出力トランスを繋ぎ、P1、P2に其々5KΩを、 |
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続いては、懸念の初段・安定化回路です。マイナス電圧発生用ダイオードと、20Vを発生させる為の2MΩ以外は基板上に実装しています。これらを載せないのは、勿論万が一と云うか、百が一、十が一の場合に対処し易い様にとの配慮でございます。しかもDiは、半田付けもせずミノ虫クリップで繋ぐという手抜きっぷり。 でも、まだ安心は出来ません。単体ではマイナス電圧が出ても、+B電圧のGNDと繋げるとマイナス電圧が消えるらしいですので。 |
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で、も一度+B電源部を引っ張り出して、このGNDを安定化回路のGNDと繋いで、実際の稼動状態に近くして測定してみます。 この写真を見ると、莫迦が何の自覚も無しに、能天気に300V近い高電圧を弄んでいる様に見られそうですが、そうではありません。これでも細心の注意を払って実験に臨んているのであります。この状況を鑑みるに、何の説得力も無いとは思いますが。 |
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LM3886が基板に斜めに挿さるなら、LT3080が斜めに挿さってもいーじゃないか。と思って挿したら挿さりましたとさ之図。 一応正常に動作するっぽいので、Diを基板に組み込みました。 |
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続いて筐体の加工も完了です。厚さ1tは加工が楽で良い塩梅なんですが、ぺなぺななのが玉に瑕です。せめて1.5tの筐体が有れば、いや2tは必要かなぁ、球アンプには。加工がアレだけど。 手前のL型アングルは、出力段定電流回路用Trの放熱板兼初段用基板の取付場所として製作です。あと、効果は有るのか無いのか分かりませんが、撓み防止用の機能も…有ると良いなぁ。 当初は超三結アンプの製作時の手法で作ることを考えていましたが、ロゴを全て正面に向けると、ソケットの螺子頭がばらばらの位置で見た目がアレだなぁという理由で、サブ・シャーシを用意してソケットを落し込む方法に変更です。で、更に良い考えが… |
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素人の思い付きなどに碌なもんは無いってのも多分真理だとは思いますが、←はサブ・シャーシとして基板を流用して加工です。アルミ板と違い加工、修正が楽でええ塩梅です。見た目はしょぼいですが。この基板上に各部品を直接半田付けしたのでは、余りに雑然としそうなので、ラグ板をおっ勃てて配線しようかなと。 これを一枚板で作れば手間も掛からないんですが、敢えて3ピース構成に。理由は、A2134ppアンプが完成して何年か経た後、別のmT管で作り換えようと思った時、このユニット部分を作るだけで簡単に別のアンプに変身し製作が楽になるなぁと。←良い考え |
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各ユニットも揃ったので、仮組みして不都合箇所の洗い出しです。 他にも、アングルに取り付ける初段用基板、定電流回路基板も作る必要があるのですが、
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でまぁ、こんな風になりますかねぇ、見た目は。 7ピンmT管の径は18ミリ、9ピンmT管の径は21ミリということで、 |
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オクで落とした電源トランスは、ご覧の様な有様です。 となると、筐体と電源トランスが同色で、出力トランスが元の色のままだと見た目的にアレだなぁと、結局これも塗装仕直すことに。何故か一方は半艶消し、他方は全艶消しの塗装なので、これ幸いと塗り潰して仕舞いましょう。マンドクセーでござるの巻ですが。 残るはチョークコイルなんですが、これは綺麗な銀色なので、このまま銀色のアクセントとして残しておいても良いかなぁ、と。 |
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さて、筐体は何色にしようかと思案に暮れる間も無く、純白の 真偽不明ですが、このハンマー・フィニッシュ用スプレー缶は、 塗装の仕方のお勉強もこれからなんですが、取り敢えず紙ヤスリを掛けて、下地を塗って本塗装という手順でしょうけど、ハンマー・フィニッシュって重ね塗りが必要なんでしょうかね。 |
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さぁ、この凹みを叩き出すぞ ガンガン叩いて平らにするぞ 暫時も止まずに槌打つ響だぞ 仕事に精出す村の鍛冶屋だぜ |
でも、叩き出せませんでした 瑕だらけで抉れてくだけとは お終いには穴が開きそうです ちっ、パテ盛りで誤魔化すか |
お次はマスキングテープです 銘板やシール、端子をきちん とマスキングして万全の体勢 筐体は養生テープで裏面から |
そして紙ヤスリでガシガシと #320が丁度良さげです。荒く なく、されど細か過ぎずです 塗装の下には錆が浮いてたよ |
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さて、パテを盛り上げて七難隠すとしますか。序に筐体の側面も、溝があって安っぽいので、パテで埋めて平面化しましょう。 田舎のホームセンターにはセメダイン社のエポキシパテしかなく、これを使用したのですが、超速乾性過ぎて素人には使いこなせません。捏ねて契って穴を埋めている間に残りの部分が固まって団子になってしまいます。筐体側面は、一辺を埋めて平らに均す間も無く硬化し始め、綺麗な仕上がりには程遠い…orz なんとか作業を終了し、紙ヤスリで削りましたが限が無さそうなので、平鑢や棒鑢でガシガシと平らに均して一応完了です。 |
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で、筐体はこんな風に仕上がりました。塗装ムラは仕様です。 画面下部は一往復の吹付け塗装箇所です。灰色味が多く下地色が見えているのかもしれません。 画面中央部は二往復した吹付け箇所です。部分的に黒い筋が浮かび、立体的な陰影が付きます。 画面上部は上側側面への吹付け分を含め、三〜四往復程度の吹付け回数になったと思われます。 しかし画面上部右隅では、更に右側側面への吹付け分も加わる為、五〜六往復分となる様です。 どうやら綺麗なハンマートーン模様を浮かび上がらせる肝は、三〜四往復の吹付け回数にある
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初段信号部と出力段定電流回路&バイアス調整回路基板です。 定電流回路は5.5V辺りのツェナーを選別し、温度補償用Diを入れ、エミッタ抵抗値を68Ωとしたので、二本分で81mA程流れる |
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出力段基板周りは、ご覧の通り難儀な仕儀と相成りました。 彼の定評ある全段差動の音色に対し、オレンジドロップとは明らかにミスマッチな選択の様な気がしますが、そもそもコンデンサの音色の違いの聴き分けなど困難な腐れ耳には、その風説でもってアレげ風味な音色に聴こえたら如何にも楽しかろうと云う程度の選択理由です。ASCと比して凡そ六倍の体積を誇りますから、さぞやぷらしーぼ効果も高まろうと云うものです。 |
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各基板を仮配置して、其々の基板から伸びる配線材の具合を確認しようと、無理矢理な仕上げの各基板類を仮配置しました。 挙句の果てが此の始末です。予期された通り、位相反転段基板周りは三方から這い寄る線材に因り、手の施し様も有りません。流石に85mmx220mmの空間に、三段構成の全段差動回路を詰め込むのは無茶過ぎたと云うか、そのオレンジ色のが無茶だったと云うか…orz。既にこの時点で一箇所、半田付けが不可能な箇所の存在に気付いていたりするのですが、うーん、その対応策を含め、これらの線材は一体どんな手順で捌くべきなのか…。 |
閑 話 休 題 (違 |
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突然ですが新しいPCが欲しい欲しい病に罹患してしまいました。 来年といえばTVも地デジ化しなければ。でも自室では殆どTVを観ない。でも必要。おっ(・∀・)地デジチューナーが有るぞっ! とか思っていたら、StarCraft IIっすか…。ゲームもする気か、俺? |
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友人Tack君の知人の御尊父が、何やらすんごいおでお機材を揃えていると云う事で、お宅へ凸撃して来ました。ご迷惑を顧みず。 まずはプリ・アンプ。電源部が別筐体で、本体は木製ケースの豪奢な佇まい。「初めて見るアンプだなぁ」と思いましたが、そこには燦然と「UESUGI」のロゴがっ!こんな素人でも、その御高名は予予な上杉アンプですかこれがですかそれですかそうですか。 でもこのおでおシステム、御尊父は既におでおに興味は無く、知人も音楽に興味が無く、既に十年近く放置プレイなんだそうな。 |
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そしてパワー・アンプ。素人にもKT88のプッシュプルと分かりましたが、これまた「UESUGI」でU-Bros3と云ふ古の逸品らすい。 その内部は思った以上に簡素で、すっきりとしている模様です。 |
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で、スピーカーはTANNOYのSuper Red
Monitorだそうな。 えぇ、えぇ、すんばらし過ぎる低域の魅力を、しかも大音量で堪能させて頂きましたとも。すっきりと豊かに鳴り響くこの低域は機材の良さも然ることながら、二十畳以上はありそうな部屋にふっかふかの絨毯を敷くはふっかふかのソファーを据えるは厚手のカーテンを引くはの、この環境があってこその賜物ではなかろうかと。我が八畳間との雲泥の差は、定在波対策に尽きるかもと。 |
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試聴楽曲です。TANNOYファンの逆鱗必至な選曲でございます。 涼しくなったと思ったら秋の読書週間モードに突入してしまい、 |